体力
しんだん
広場
20メートルシャトルラン(往復持久走)
シャトルラン用伴奏
準備
テスト用CDまたはテープ及び再生用プレーヤー。
- 20メートル間隔の2本の平行線を引き、ポール4本を平行線の両端に立てます。
方法
- プレーヤーによりCD(テープ)再生を開始し、一方の線上に立った状態から、テストの開始を告げます。5秒間のカウントダウンの後の電子音によりスタートします。
- 一定の間隔で1音ずつ電子音が鳴ります。 電子音が次に鳴るまでに20メートル先の線に達し、足が線を越えるか、触れたら、その場で向きを変えます。 この動作を繰り返ます。 電子音の前に線に達してしまった場合は、向きを変え、電子音を待ち、電子音が鳴った後に走り始めます。
- 電子音の間隔は、約1分ごとに短くなり、これに伴い走速度も増加していきますが、できる限り電子音の間隔についていくようにします。
-
設定された速度を維持できなくなり走るのをやめたとき、または、2回続けてどちらかの足で線に触れることができなくなったときに、テストを終了します。 なお、電子音からの遅れが1回の場合、次の電子音に間に合い、遅れを解消できれば、テストを継続することができます。
記録
- テスト終了時(電子音についていけなくなった直前)の折り返しの総回数を記録とします。
ただし、2回続けてどちらかの足で線に触れることができなかったときは、最後に触れることができた折り返しの総回数を記録とします。 - 折り返しの総回数から最大酸素摂取量を推定する場合は、参考「20メートルシャトルラン(往復持久走)最大酸素摂取量推定表」を参照してください。
実施上の注意
- ランニングスピードのコントロールに十分注意し、電子音のなる時には、必ずどちらかの線上にいるようにします。
CD(テープ)によって設定された速度で走り続けるようにし、走り続けることができなくなった場合は、自発的に退くことを指導しておいてください。 - テスト実施前のウォーミングアップでは、足首、アキレス腱、膝などの柔軟運動(ストレッチングなどを含む)を十分に行ってください。
- テスト終了後は、ゆっくりとした運動等によるクーリングダウンをしてください。
- 被測定者に対し、最初のランニングスピードがどの程度であるか知らせます。
- CDプレーヤー使用時は、音がとんでしまうおそれがあるので、走行場所から離して置いてください。
- 被測定者の健康状態に十分注意し、疾病及び障害の有無を確かめ、医師の治療を受けている者や実施が認められていない者については、このテストを実施しなようにしてください。